外壁の塗り替えが必要な理由とあなたが賢く選ぶ基本知識を紹介します!

新築のときに見た外壁って「あ~きれいだな~」って思われたのではないでしょうか?
そして「いつまでもこのままなんじゃないか」と考えてしまったことはありませんか?
でも実際はというと、家の外壁は痛んできます。
汚れが気になることもあれば、ひび割れが気になることもあります。
そして、突然やってくる訪問外壁塗装セールスマンから「そろそろですよ」なんてインターホンで言われると、自分の家もそろそろかなと思い始め、今、インターネットで検索されたのだと思います。
今回は、外壁の塗り替えを考え始められたあなたへ、塗り替えが必要な理由と外壁塗装を行う上で知っておきたい基礎知識を紹介していきます。
Contents
1: 外壁の塗り替えはどうして必要?
家の外壁はどうして塗り替えないといけないのでしょうか?
放っておいても問題は少ないように感じられる方もいらっしゃいますが、次のような理由があるため、塗り替えすることが必要なのです。
(1)外壁の劣化は家の劣化につながる
外壁って考えてみると、24時間365日あなたの家を守っています。
強い日差しや紫外線。高温の熱や低温の雪。
最近では大型の台風やゲリラ雷雨による、激しい風や雨にも耐えています。
このような環境に外壁はさらされているため、お家の内部と比較すると劣化しやすい部分なのです。
しかし、このような劣化はお家を建てるときにわかっていますから、ハウスメーカーや工務店さんは対策されているわけなんですが、
その対策が、いつまでも維持できることはありません。
お家の建っている地域や気候にもよりますが、10年~15年、もって20年くらいが限界だと思います。
そして、限界を超えてしまった場合ですが、残念なことにそこから
- ひび割れ
- 雨漏り
- 家の劣化
という、日常生活で困ったなと思うことが起こってくる確率が高くなります。
(2)美観が失われる
これは視覚的なことですから、気にならない方はそれでもOKです。
でも、ほとんどの方は気になると思うんですね。
だって、お隣と比べると色褪せている感が強いのは、お仕事や買い物から帰ってきたとき、少しがっかりする原因になりますから。
いつまでも美しい家、お隣やご近所と比べても「あっ、やっぱりうちが一番」と感じられる家を維持するためには、外壁の塗り替えは必要なメンテナンスになります。
(3)暮らしの変化に対応する
外壁は、家の中からは見えません。当たり前です。
でも、どのように見える家に住んでいるのかによって、住んでいる人の暮らしに変化をもたらすことがあります。
例えば、30代に新築を購入されたときの暮らしと、60代に入られたときの暮らしには変化が起こっているはずです。
ということは、あなたの暮らしを表すような外壁の色や塗り方を選ぶことで、今の自分にぴったりなお家に変身してくれるはずです。
これは自分だけではなく、ご近所の方も今のあなたの暮らしぶりを感じられることでしょう。自慢するのではなく、今の自分の暮らしを素直に表現する意味でも、外壁の塗り替えは第二の人生へのきっかけになると思います。
2: 外壁の塗り替えの費用目安とは
次は外壁の塗り替えで誰もが気になる費用について見ていきましょう。
外壁塗装の費用には、次のような工事内容が含まれています。
- (1)塗料代
- (2)職人の人件費
- (3)足場の組立と撤去
- (4)メッシュシートなどを使った養生
- (5)下地の補修
- (6)洗浄
- (7)下塗り
- (8)中塗り
- (9)仕上げ塗り
これ以外にも、お家の建っている条件や業者のこだわりによって、工事内容が変わることもあります。ただ、一般的にはこのような内容が工事費用に含まれていると考えると、
1平米あたり、3000円~5000円
というのが目安になるかと思います。
3: 外壁の塗り替えで知っておきたい種類と色選び
外壁の塗り替えを検討されるときには、費用はもとより
- どんな仕上がりにしたいのか
- どれくらい長くもたせたいのか
- どんな色にしたいのか
この3つをはっきりしておくことが失敗しないポイントとなります。
というのも、仕上がり具体や次の塗り替え時期を考えておかないと、
- 必要じゃなかったのに長い耐久性をもった高い塗料が使われた
- 長くもたせたかったのに安い塗料が使われた
できあがったときにはわかりませんが、数年経過すると「えっ、ちょっとまって!?」という心境になるかもしれません。
そこで、知っておいていただきたいのは塗料の種類から選ばないことです。
一般的に外壁の塗料には次の種類があります。
- ウレタン系
- シリコン系
- フッ素系
- 無機塗料系
それぞれにメリットとデメリットがあります。
ネットを検索すれば、「○○が一番」「△△がいい」という情報が出てきますが、どの家も同じ思い、同じ気候や立地条件のところはありません。
ということは塗料を選ぶためには、ご自身の要望を明確にし、専門家(できれば地元の業者の方が気候の特性などを知っています)と一緒に決めていくのがベストだと考えています。
また、色は簡単に変えることができませんので、慎重に決めていただきたいと思います。
ご近所とのバランスや、お家の雰囲気にあった色を選ぶのがおすすめですが、簡単に選びにくいのも事実でしょう。
そこで、近くを散歩しながら、最近塗り替えされたお家の外壁の色を参考にするという方法があります。
これなら、実物大での色の雰囲気がわかりますので、納得した状態で色の指定をすることができるでしょう。
4: 外壁の塗り替えでおすすめの期間や時期とは
外壁の塗り替えですが、今の塗料や施工の出来具合で変わってきます。
あくまでも一般的な話になりますが、
- ウレタン系 → 8年~10年
- シリコン系 → 10年~12年
- フッ素系 → 12年~15年
- 無機塗料系 → 15年~20年
これくらいの耐久性があると言われています。もしあなたのお家が、この期間を超えているのなら、そろそろ塗り替え時期かと思います。
また、外壁をさわってみたとき、白いチョークの粉のようなものが手につくようであれば、年数に関係なく塗り替えサインです。
5: 外壁の塗り替えを依頼する業者のポイント
結局のところ、外壁の塗り替えは依頼する業者によって、出来映えや耐久性が変わってきます。
いくら最高品質の塗料を使っても、技術が未熟ですと効果は発揮できません。
また、塗装する前の処理(洗浄や補修)をしっかり丁寧にやらない業者ですと、比較的に短い期間で外壁が劣化することもあります。
このような失敗あるあるに遭遇しないためには、外壁塗装業者を選ぶとき
- 値段につられて焦って契約しない(飛び込みセールスは注意です)
- 地元の業者を選ぶのが安心(良くない仕事だと口コミが広がりますから)
- 「これが一番!」と押してくる業者よりも、あなたの話を聞きながら提案してくれる業者を選ぶ
他には、
- 塗り替えがおわった後のフォローがあるところ
- 長く外壁塗装を行っている業者(専門性の高いところ)
そして、
問い合わせしたときのレスポンスが早くて丁寧なところ
このようなポイントに気をつけてもらうと、失敗することが減っていくはずです。
6: まとめ
外壁の塗り替えは、どのようなお家にも必要です。
ですから、そろそろな人も、もう少し先の人も、今からご近所で行われる外壁塗装工事をチラチラと見学しておきましょう。
どの業者が丁寧か。どの業者は荒っぽいのか。どの業者はマナーが良くないのか。
こういった実際に見たことから判断してもらうと、あなたの中で気持ちよく塗り替えを依頼できる業者を選ぶ判断材料ができあがります。
大切なお家の健康と外観を任せるのですから、今回の内容を参考にして、あなたが信頼できる業者を選んでいただく助けになれば幸いです。