きちんとした外壁塗装の業者を選ぶ方法

テレビや新聞、インターネットなど私たちが手に入れる情報を見ると、外壁塗装業者って、かなり悪質な業者が多いように言われています。
これは本当に残念なことです。というのも、本当は「きちんと丁寧」な仕事をしているところもあるからです。
どのような業界や業種も同じですが、まじめに仕事をしている人よりも、不正を働く人や悪質な人の方が目立ってしまいますので、少しでもそういった人たちが闊歩すると、その業界全体が
- 悪い人の集まり
- 詐欺まがいの集団
- 手を抜いて儲けようとしている
そんな印象を持たれてしまいます。
おそらくこのページをご覧になっているあなたも、そんな気持ちがあるからこそ、外壁塗装の業者を選ぶとき、残念な業者をつかまないための方法を探しておられるのだと思います。
そのお気持ち、よくわかります。
そこで今回は、外壁塗装を3世代に渡ってやっているニュータイトが、残念な思いをしないための選び方をお話していきます。
Contents
1: 外壁塗装の業者が悪質・トラブル多と言われる理由
(1)完成状態がわからない
外壁塗装の工事というものは、一般的に販売されている商品やサービスのように、完成状態を見てから購入することができません。
相談しているときや見積もりを見ているとき、工事途中も含めて最終的な状態は、あなたの頭の中のイメージがすべてです。
このような状態なので完成した外壁と、あなたのイメージとが食い違った場合、施工技術や材料に問題がなくても「なにか違う」という印象からトラブルに発展することがあります。
(2)単純に業者のレベルが低い
外壁塗装を行う業者の中には、塗装に関する知識や技術が未熟なまま工事をしている会社もあります。
しかし依頼されたあなたから見ると、高い足場を組み上げて、塗料を使って塗っているため「専門家」としか見えません。
でも、完成してから半年くらい経過すると、外壁に不具合が出てきます。
塗装し直したはずなのに、ムラがあるとか、細かなひび割れがあるとか。
「この業者はわかっているのか」という疑問は持っておきましょう。そして業者の話を鵜呑みにするのではなく、あなたからも質問していただきたいと思います。
本物であれば、あなたの質問に丁寧でわかりやすい回答をくれるはずですから。
(3)費用だけで選んじゃった
「近くの工事がキャンセルになったので、特別価格で外壁塗装させていただきたいのですが・・・」。
こんな飛び込みセールスがやってくることもあります。
こういった形でセールスしている会社は、多くの場合「激安」を謳い文句にしてくることがあります。
確かに費用を聞くと、他よりも断然安いかもしれません。
しかし、安すぎる場合は、下のような理由があるはずなんです。
- 足場だけ組んで工事は放置(いつ終わるのかわからない)
- 手抜き工事(下地の補修や洗浄をせず見た目だけ綺麗に)
- お家に適した塗料を選ばない(長持ちしない場合もあります)
「安い=悪い工事」ではありませんし、反対に「高い=良い工事」とも限りませんが、安すぎるのは理由がありますので、確認しておかないとトラブルに発展しやすくなります。
2: 下請けや孫請けを使う業者はNGなのか
目の敵のようにされている「下請け」「孫請け」を使う業者。
これらを使う業者は「悪質な業者だ」と言わんばかりの情報が出回っています。
しかし、本当に下請けや孫請けを使うのはNGなのでしょうか。
そんなことはありません。
下請けや孫請けを使うことがNGなのではなく、あなたから直接依頼を受けた元請け会社が、きちんと下請けや孫請けの仕事を管理し、確かな技術や知識を連携しているのなら、これは問題ないと考えらえます。
確かにお客様からすると自社施工だけというのは、安心できるかもしれません。
でも、現実的なことを考えると、繁忙期は人手不足になりがちなので、簡単な作業を下請けや孫請けの人に手伝ってもらうこともあるはずなんです。
すべての工事を自社施工だけで完了するのは、大手さんでも難しいのではないかと思います。
ですから、あなたに理解していただきたいことは、
『下請けや孫請けを使う業者 = 悪質業者』
ということではなく、本当の意味で悪質なのは
『仕事だけ受けて何もせず丸投げする元請け = 悪質業者』
だということです。
元請けにも、下請けにも、孫請けにも、すばらしい技術と知識を持った職人さんはいます。
手を抜いた仕事を下請けや孫請けがするのは、元請けが手を抜いた仕事をしているからなんです。
3: 気になる大手と地元の外壁塗装業者を比較してみよう
外壁塗装を検討するとき気になるのが、大手メーカーと地元業者のどちらを選ぶのかということでしょう。
それぞれにメリットとデメリットがありますので、あなたが安心できるポイントで選ぶようにしてもらいたいです。
(1)大手メーカー
■メリット
- 保証が明確
- 最初の問い合わせがしやすい
- 家を建てたメーカーと同じなら話が早い
■デメリット
- 営業マンと施工する人は別の人なので話の食い違いが起こりやすい
- 見積もりは高め(広告費や人件費が必要な会社ですから)
- 施工する人が毎回変わることもあり
費用は関係なく、とにかく保証第一であれば大手メーカーさんですね。
(2)地元業者
■メリット
- 施工する人と相談するので話の食い違いが少ない
- 見積もりは大手メーカーさんより低め
- 施工する人がコロコロ変わることは少ない
- 地域の気候にあった塗料や施工方法を知っている
■デメリット
- 保証が明確でないところもある
- 最初の問い合わせがしづらい(すいません)
- 見積もりを見てやめたいときに断りづらい
地元業者で長く外壁塗装をやっているところは、地域に根ざしていますから手を抜いた工事ができません。というのも、地域での口コミって、恐ろしく早く隅々まで届きますから。
あと、問い合わせしづらいとか、断りづらいというのは、本当に申し訳ないと思っています。
そこでニュータイトでは
- 問い合わせしづらい → 電話は緊張するのでメールでOK
- 断りづらい → 無理な営業はしないので、ご予算などに合わなかった場合は安心して断ってください
という2つのことを徹底しています。
保証に関しても、見積もり時点にきちんとご説明させていただきますので、「言った言わない」が起こることもなく、他のところよりも安心していただけるかと思います。
4: 外壁塗装の業者をきちんと選ぶ方法
たぶん、塗装に関する知識や技術というものを正確に見抜くことは難しいと思います。
そこで次のポイントを重点的に観察してもらいたいと思います。
(1)お家診断
外壁塗装を検討しているのなら、まずはお家の状態を診断してもらいましょう。
診断を申し込んだときのレスポンスの早さや対応状態、お家診断へやってきたときの態度や言葉遣いなどを観察しておきましょう。
大手メーカーさんの場合、この時点では営業マンがやってくる可能性が高いので、実際の工事の参考にはなりにくいかもしれませんが、地元業者の場合は検討するポイントになります。
(2)見積もり
見積もりの内容を観察しましょう。
「外壁塗装 一式 ○○万円」となっていたら、さようならしてもOKです。
安心できる業者の場合、見積もりの内容も細かく記載されています。
(3)保証
見積もりのときに保証内容を確認しておきましょう。
「大丈夫です!」「何でも言ってください!」「すぐに直します!」
こういった明確でない言葉ばかり返ってくるなら要注意です。
施工後何ヶ月は保証されるのか。
どういった症状が出たときには保証が適用されるのか。
どういった症状は保証対象外なのか。
明確に答えるかどうかで、業者のプロ意識がわかります。
(4)提案
あなたがお住まいの地域には、気候の特性があります。
雨が多い地域もあれば、日照時間が長い地域もあります。
海が近いのなら塩の影響が強いかもしれません。
こういった自然から受ける影響を考慮して、どの塗装が適しているのかを提案してくれる業者こそ、安心して工事を任せられるところだと言えるでしょう。
(5)見積もりは複数
「断りづらいから・・・」
そんな理由で1社しか見積もりを取らない方がいらっしゃいます。
でも、気にしないでください。2~3社は見積もりを取って比較しましょう。
見積もりを複数取る場合には、必ずすべての会社へ同じ要望を伝えることが大切です。
同じ要望でないと、違った目的を満たす内容の見積もりが届きますので、比較することができません。
同じ話をすることで、業者の理解度や提案力を見ることができます。
5: まとめ
「きちんとした外壁塗装の業者を選ぶ方法」をお伝えしました。
こんなことは言いたくありませんが、悪質業者というものはお客様の心の隙を突くのが大変うまいです。
そのためホロッと契約してしまってトラブルに巻き込まれる方もいらっしゃると思いますが、工事が始まる前なら「クーリングオフ」という方法で契約をキャンセルできることもあります。
ご自身で難しい場合は、消費者センターなどに相談すると教えてくれます。
また、契約までは進んでいないけれど、激安費用などを提示されて迷ってしまって、どうすれば良いかわからなくなっているという方は、私たちニュータイトのホームページにある問い合わせから相談してみてください。
外壁塗装を含む住宅塗装の専門家として、アドバイスできることがあると思います。