外壁塗装のボコボコは2種類ある!大切なポイントはどちらも同じです

あなたのお家の外壁塗装、よ~く見るとボコボコしていませんか?
新築の時から変わらずボコボコしていると答える人もいれば、新築から10年経ったら外壁がボコボコしてきて不安になっていると答える人もいるでしょう。
そうなんです。外壁塗装のボコボコはポジティブなボコボコと、ネガティブなボコボコがあるんです。
今回は、この2つのボコボコについてお話していきたいと思います。
Contents
1: 外壁塗装のボコボコには2種類あります
外壁塗装をすると、単に塗料をサラッと塗っただけで、塗りかべのように「のっぺり」した仕上がりにするよりも、外壁に立体感を作ることで高級感や重厚感のある印象を表現するために「ボコボコ」とした模様に仕上げる手法があります。
あなたもご自身のお家や、ご近所のお家で見かけたことがあるでしょう。これが外壁塗装における一つ目の「ボコボコ」です。
では、二つ目の「ボコボコ」はというと、外壁塗装が劣化することで下地と塗料の間に空間が出来てしまい、壁がまっすぐではなく「ボコボコ」と波打っている状態です。
このように外壁塗装には2つのボコボコがあります。そして、この2つはそれぞれポジティブな要因と、ネガティブな要因を作り出しています。
2: 外壁塗装のボコボコ模様とは
ポジティブなボコボコである外壁塗装の模様。
このボコボコは業者の腕が悪いから出来たものではありません。
あえてボコボコさせることで、立体感を出しながら、あなたのお家だけのオリジナルな模様を作り出しているのです。
模様としてのボコボコは、実は職人の高い技術力の結晶でして、既製品では手作業のようなランダムな雰囲気を出すことができません。
工業製品は同じものを大量に作ることが得意ですが、模様におけるボコボコのように、お家の雰囲気に合わせた自然な感じを作り出すことは大変難しいのです。
そして模様としてのボコボコには、模様の名前があります。
- 砂壁状模様(リシン)
- 砂壁状模様(ジュラク)
- ゆず肌模様
- さざ波模様
- 凹凸模様
- 凸状模様
- 吹き放し
また、業者によっては次のように表現されることもあります。
- リシン吹き付け
- スタッコ吹き付け
- 吹き付けタイル仕上げ
- 左官仕上げ
実際にどのようなボコボコ模様になるのかは、外壁塗装を相談される業者さんにお伺いいただくのが一番ですが、あなたが気をつけていただきたいことは、どこの壁も同じ模様だと思ってしまわないことです。
ちょっとした模様の違いで、お家の見え方も変わります。外壁塗装を検討されるときには「色」と合わせて「模様」にも注意して見てもらうと、あなたの理想のお家に変身してくれるでしょう。
3: 外壁塗装のボコボコトラブルとは
ネガティブなボコボコについて見ていきましょう。
このボコボコは大変やっかいです。外壁が「ぷっくり」と水膨れのようになってしまうことがあります。
見ただけで「家に良くない」ということが想像できますし、美観も損なわれてくるでしょう。
また、こういった水膨れによる「ボコボコ」は、そのまま放っておくと広がってくることがあります。
そして、大きく広がることで防水性が低下し、ボコボコしているところに出来た「ひび割れ」から雨水が侵入してしまうこともゼロではありません。
では、このようなネガティブなボコボコはどうして起こるのかというと、次の3の原因が考えられます。
原因1:水が入ってしまった
水膨れができる前から、実は「ひび割れ」が出来ていて、そこから雨が侵入していたということがあります。
原因2:塗装技術が低かった
新築を購入して、外壁塗装を行って比較的短い期間に、このようなボコボコが起こっているのなら、塗装業者の技術が低かったということが考えられます。
外壁の材料と塗料があっていないこともありますし、塗装するとき不必要に空気や湿気が入ってしまったのかもしれません。
原因3:乾燥が足りなかった
これも業者の技術力といえるかもしれません。
下塗りが乾くまでに、上から塗ってしまってきちんと乾いていないまま工事が終わってしまったということが考えられます。
こういった原因が考えられるのですが、ネガティブなボコボコで一番困るのは、こういった原因から水膨れが起こり、水が侵入した結果、お家の構造に良くない影響が出てきた場合です。
骨組み部分にカビが生えてしまう。
床下に湿気が溜まってアリが発生。
室内に雨のシミが出てきて湿気臭い。
壁に雨じみが出てきてかっこわるい。
雨じみのためにタンスを移動しないといけなくなった。
カーテンが知らない間に濡れていた。
こんなことが起こるかもしれないのです。
これはお家の健康にも良くありませんし、お住まいになっている人の健康にも良くありません。
どう考えてもネガティブなボコボコは、放っておくと良くないのです。
4: 外壁塗装のボコボコは業者の腕次第で変わります
ポジティブなボコボコも、ネガティブなボコボコも共通しているのは
『業者の腕次第』
ということです。
信頼できる塗装業者を選ばないと、美しい模様ができあがりません。
また、後から水膨れにならない外壁を手に入れることもできません。
ですから、外壁塗装の業者を選ぶときには、次の3つのポイントを注意して選ぶようにするのがおすすめです。
ポイント1:保証内容は明確でしっかりしているか
ポイント2:地元の気候に詳しく適切な施工が行えるか
ポイント3:塗装に関するメリットデメリットを伝え提案してくれるか
簡単なポイントですが、この3つが適切にできている業者は多くありません。
5: 外壁塗装をいつまでも美しく保つ方法
外壁塗装のボコボコをいつまでも美しく保ち、水膨れのようなボコボコをおこさないためには、次のことをきちんと行っておきましょう。
(1)定期的なメンテナンス
外壁の洗浄は定期的にやっておきたいですね。
また、洗浄を行うことで早期にトラブル箇所を発見できるので、簡単な修繕で対応することもできます。
(2)年単位で調査
毎年とは言いませんが、3年から5年、長くても10年に一度くらいは外壁の健康診断を行いましょう。
カラダと同じように早期発見、早期対応が重要です。
(3)塗り替え
調査した結果、劣化が進んでいるようなら塗り替えを検討しましょう。費用もかかることですので、ギリギリになってから検討するのではなく、余裕を持って検討に入っていただけるのが理想的です。
6: まとめ
外壁塗装には2つのボコボコがあります。
どちらのボコボコも業者の技術によって仕上がりが変わりますので、外壁塗装を検討されるときには、信頼できる業者を選んでもらいたいと思います。
とはいえ、なかなか信頼できる業者を見つけるのは簡単ではありません。
そこで参考にしていただきたいのは、地元で長く塗装業をやっているところです。
エクステリア販売の片手間にやっているところではなく、フランチャイズのリフォーム会社が片手間にやっているところでもない、住宅塗装をメインにしながら地元で工事をしているところがおすすめです。
だって、地元でおかしな仕事をすると、すぐに口コミで広がって仕事がなくなりますから、会社は残っていけないはずなんです。
だからこそ、長く残っているということは、しっかり仕事をしているということの証になります。
こういったことも参考にして、外壁塗装を検討してください。